(第3話 つづき)
和室の前には洗濯物を干す
物干しスペースがありました。
どんなに素敵なお庭でも、やっぱり
洗濯物が見えると気分は興ざめ・・
ということで、
江本さんがデザインしたのは
目隠しのウッドフェンスと
クロチクの植栽。
職人さんと江本さん、二人で丁寧にクロチクの置き場所を決めていきます。
「ここは何か硬いもんが埋まってるからちょっとずらした方がいいかもしれんよ。」
「そうですか、じゃあそっち側でお願いします~。」
場所が決まったところで、職人さんがクロチクを植えていきます。
「和室にはやっぱり青木がえーんよ~。」
「でも、鉢ごと埋めるんですか??」と驚いていると、「そうだよ。」と職人さん。
「あんまり根が広がりすぎると良くないからねぇ~。」
なるほど、そういう意図があったのね・・。
と、そんな話をしていると奥さんの声が。
「こんにちは~!」
「このサルスベリ、カイガラムシがついてますね~。」
「そうなんですよ~!先週うちの主人に薬をかけてもらったんですけど・・。」
「あー、この前の雨で流れちゃったかな。脚立持ってきて、市販のスプレーでいいから
もう一回薬ふったほうがいいね~。葉にあまりかけんよーに、こんな感じで、ちょっと離してね。」
「そうですか、わかりました~!」
職人さんがカイガラムシの対処法を奥さんに伝授・・でも、カイガラムシって何?
あとでこっそり職人さんに尋ねてみると、
「カイガラムシって言うのはね、これのことなんよ。」 と教えてくれました・・
「これ、虫なんよ。ほら(・・と、つまんで見せて)樹液を吸うんよ・・
そして糞を、アリが来て食べるんよ。
で、そのアリが他の木のとこに動いていくからうつってしまう。
こいつはすぐ大きくなるし、なかなか死なんからやっかいなんよ~。」
なるほど、そんな虫がいるのね・・それにしても親切な職人さん。
色々と教えてくれました。
「ほら、見てみんさい。これ、本当にいちじくの小さいのがなるんよ。
名前、度忘れしちゃったけど。味もちゃんといちじくなんよ、
鳥が運んできた種が大きくなったんだね~。」
職人さんの所に駆けつけてみると、小さないちじく発見!
かわいらしい小さな実がなっていました。鳥が運んできた種がこんなに育つなんて・・すごいなぁ。
きっとMさんのお庭、工事が終わったらもっともっとたくさんの小鳥たちがやってきて
かわいい鳴き声で鳴くんだろうなぁ。素敵な光景!
植栽真っ最中だった本日のM邸。
麻袋付きの大きな木がごろごろと転がって
おり、まだあまり「落ち着いて読書ができる庭」を想像することはできませんでしたが・・
小鳥の鳴き声がしたり緑いっぱいのさわやかなお庭で、心が癒されるようでした。
次回でいよいよM邸のお庭レポートも最終回を迎えます。
さぁ、一体どんな素敵なお庭ができあがっているんでしょうか・・楽しみです!